暴風雨の中、月の技術者たちを案内してきたキースは、ホワイトドールで来たロランと落ち合った。ルジャーナ・ミリシャのムーンレィス狩りを警戒して、ミハエル大佐が護衛に出させたのだ。
 月の技術者たちは雷をミリシャの秘密兵器とかビームと勘違いして震えるばかりだ。
 そのミハエルは、グエンの冬の別荘に訪れていた。そしてグエン宛の手紙を渡す。内容はディアナ・カウンター建国式典への招待状。リリも同じ書簡を持っており、グエン達は大いに驚く。同席したディアナは、ディアナ・カウンターの旗艦ソレイユでディアナを演じるキエルが、何故そんなことを許したかと心配するが、キエルは、嵐の中、建国式典場を設営中のムーンレィスをねぎらうため出かけていく余裕を見せ始めていた。
 一方、ルジャーナ・ミリシャの将校マリガンからミハエルの動きを探れと命じられたギャバンは、ロランとキース一行を見つけた。ギャバンは一行にムーンレィスが紛れてはいないかと疑い、ボルジャーノンとの力比べで白黒をつけようとする。
 ロランは受けて立つが、ムーンレィスの部品を摘んだトラックを盗まれる事件があって、勝負を置いて、トラックを追いかけた。
 トラックを盗んだのは、ディアナ・カウンターを逃げ出したブルーノとヤコップだった。
 ブルーノ達を見つけたテテスは食料を与え、言葉巧みにディアナ暗殺をけしかける。
 が、当の本人のディアナは、グエンと共にキエルに式典の前に会おうと出かけて行き、暗殺事件を目撃することなる。
 ロランは偶然に、ブルーノ達のモビルスーツ“ゴッゾー”が、ディアナを暗殺しようとするのを見て、ハリーと共にこれを阻止。失敗したブルーノ達は逃げていった。
 グエンたちは一方的な建国宣言をやめさせるために交渉再開の件でディアナとの接見を求めるが、暗殺騒ぎでそれどころではなくなったのだ。
 ブルーノたちはテテスと合流しようとするが、彼女はロランのホワイトドールに近づき、さらわれていたと嘘を吐いて、その場から逃げていった。

【STAFF】
脚  本:浅川美也
絵コンテ:森 邦宏
演  出:森 邦宏
作画監督:鈴木藤雄
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