イングレッサ領の御曹司、グエン・サード・ラインフォードはミハエル大佐に連絡を取り、領の首都ノックスで行われるミリシャ(市民軍)のパレードの日を早める。天文台が月の異変を観測したからだ。このためパレードの日はビシニティの成人式と同じ日になった。
 ソシエとロランは、メシェーたちが作ったミリシャの飛行機を操縦し、機械のセンスを発揮する。そして成人式のあと、友人のメシェーに続きミリシャに入ると決めていたソシエはパレードに参加できず悔しがる。が、ロランは成人式に自分も参加できると知りわくわくしていた。
 その当日、パレードを貴賓席で見るハイム一家と別行動をとったロランは、キース、フランと新聞社屋上で見物して、月から仲間が来ても帰還者として戻らないと話し合う。
 その宵、ビシニティでは少年少女が背中に聖痕を付けあう成人式のハイライトが始まった。代表のソシエは相手役にロランを選び、ふたりはアーク山の麓に立つホワイトドールの前で儀式を始める。
 しかし同じ頃、ついに月の民(ムーンレィス)の帰還部隊が、地上への降下を開始した。ムーンレィスは“モビルスーツ”を尖兵として送り出し、ノックスの街を攻撃した。
 ミリシャは果敢にも応戦する。“モビルスーツ・ウォドム”のパイロット、ポゥ少尉はノックス周辺の制圧に出て、ビシニティの町を破壊してしまった。
 儀式の最中だったロランとソシエは、ホワイトドールの中から機械人形(∀ガンダム)が現れて、ポゥ少尉の乗る40m級の“ウォドム”をビーム・ライフルで攻撃する様子を目撃する。
 その凄まじい火力により、町の至る所で火の手があがった。

【STAFF】
脚  本:千葉克彦
絵コンテ:斧谷 稔
演  出:森 邦宏
作画監督:佐久間信一
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