地球に現れた謎のモビルスーツを捕獲するため、ポゥ少尉のウォドムと7m級のモビルスーツ・“ウァッド”小隊がビシニティに近づいた。ロランはホワイトドール(∀ガンダム)で立ち向かう。不慣れで武器のひとつ出せないが、機動性のみでウァッドを捕まえたロランは、どうにか停戦を呼びかける。
 ビシニティの地元兵やメシェーの飛行機も戦闘に絡んで混乱する中で、ポゥの元には司令部から撤退命令が届く。悔しがるポゥだが、帰還船の護衛を命じられ部隊を引いた。
 その頃、ボストニア城で夫の死を伝えられたキエルの母は昏倒してしまう。また、母が倒れたことを知らないソシエは、メシェーが行おうと提案したムーンレィスの機械を奪取する作戦に協力するため、飛行機に同乗してノックスへ向かってしまった。
 その目的地、ディアナ・カウンターの帰還地には、帰還船と共に親衛隊のモビルスーツ“スモー”が降下していた。親衛隊隊長ハリー・オード中尉は雨が降る地球の環境に好意を持つ。
 ひとり命令違反してマウンテン・サイクルに近づいたポゥは、機体を隠すため先手を打って名乗り出てきたロランと出会った。2年前に地球に降りた調査員と判明したロランは、謎のモビルスーツの情報を得たいディアナ・カウンターの司令部に出頭させられる。
 アジ大佐、フィル大尉、ハリー中尉の前で司令部の人々が戦争を続けないようにと願い、事実を隠しながら、地球にはモビルスーツという戦力があると話すロラン。
 地上の戦力に半信半疑のアジ大佐たちだが、土地の交渉のためにグエンが招いたボストニア城へ向かう。だが、その席でアジ大佐は暗殺され、犯人のイングレッサの長老は射殺されてしまった。交渉は双方が代表のひとりを失い暗礁に乗り上げる。
 また、ロランは知らなかったが、地球上には“ホワイトドールの機械人形”以外にも宇宙時代の遺物が埋蔵されており、シドたち黒歴史を信じるミリシャたちが、マウンテン・サイクルでモビルスーツ“カプル”を掘り出し始めていた。

【STAFF】
脚  本:高橋哲子
絵コンテ:西森 章
演  出:西森 章
作画監督:佐久間信一
INDEXPREVNEXT


© SOTSU・SUNRISE
注意:内容および画像の転載はお断りいたします。お問い合せ先はこちらをご覧ください。