ディアナ・カウンターから脱走者が相次いだ。フィルは、掘り出し途中のミリシャの宇宙船に脱走者が集まっていると考え、総攻撃を求めてミランはこれを認める。
 ディアナに扮しているキエルはハリーを呼び、攻撃に際して為すべきことをするように(本物のディアナとソシエたちを守るか、逃がすように)と命じた。
 その頃、ディアナはロランとともに、キエルが得意だったというマロングラッセ作りに奮闘していた。
 ハリーは変装して帰還民に紛れ込み、難なく潜入に成功するが、技術者という触れ込みのためにシャベルカーの修理を任される羽目になる。
 シャベルカーの修理を終えて、ウィルゲムを目前にしたハリーは、その威容に感嘆する。そして技術者のホレスとともに、遺跡が物語る失われた技術力とホワイトドールのテクノロジーの不思議について会話する。シドは二人の話から、ウィルゲムを起動させる電力をホワイトドールで代用してみるかと思いつく。
 一方、功を焦るポゥは改良したウォドムで単機出撃した。
 シドのアイディアを受けて、ロランがホワイトドールとウィルゲムをつなぐと、ジェネレーターの出力が上がり、ウィルゲムのエンジンが動き出した。グエンはディアナ・カウンターと互角に戦える力を手に入れたと喜ぶ。その脅威に一瞬呆然とするハリーだが、近くまで来たディアナを見つけて連れ去ろうと動いた。
 だが、それを目撃してロランは二人の後を追った。ハリーの正体を知り驚くロラン。ディアナは地上の人々と共に生きていくと告げて、ハリーに戻るように諭す。
 そこへポゥが攻撃を仕掛けてきた。ハリーはゴールドスモーでその攻撃を防ごうとして片腕を溶かす。ロランは飛行船で運ばれる途中のビーム・ライフルに飛びつき、ポゥ機に攻撃を加えた。結果的にポゥはハリーに庇われて退却、複雑な思いを抱える。
 グエンは、宇宙船に発掘者の名前に因んで“ウィルゲム”と名づけることを皆に提案し、飛行するのを待ち構えていた。

【STAFF】
脚  本:高山治郎
絵コンテ:森 邦宏
演  出:森 邦宏
作画監督:戸部敦夫
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