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ディアナ・カウンターの陣地で唄い揺れる連中がいた。先々々代が地球に帰還していたというムーンレィスの末裔で、ディアナ帰還を聞き、馳せ参じてきたモビルスーツ部隊“レット隊”のキャンサーやムロンたちである。だが、奇妙な風習を持つに至ったレット隊はディアナ・カウンターの正規軍からは異端視されていた。キャンサーたちは名誉を回復するため、ムーンレィスの裏切り者、ローラ・ローラを捕まえようと、ある作戦を始めた。ソシエやギャバンは、襲撃を受けたという村に向かうが、一足遅かった。 ハリーは、ミランに補給が滞っているため、地球の村を襲う者が出始めていることや、ミリシャが包囲する戦力を整え始めたことを報告する。 手ぶらでミリシャ陣地に帰投したソシエの結婚話はそのまま進んでいるようで、陣地中の噂になっている。グエンはアメリア大陸の合衆国建設にはいい材料だと利用する構えで、ルジャーナ領のマリガン中佐にも協力を求める。 ロランはソシエの真意をそれとなく伺うが、ふたりの間に、野戦病院の手伝いに向かっていたディアナが戻ってきた。病院が白ヒゲの機械人形に襲われたからだ。 驚くロランはすぐにギャロップで病院へ駆けつけた。看護婦長が、襲ってきたのはヒゲのついた機械人形だと言うが、メシェーはボーッとしたロランの顔を見せて犯人でないことを教える。 傷痍兵たちに炊き出しをしようと、ソシエやメシェーたちが手伝う頃、ロランはディアナにニセのローラは捕まえるためビームライフルを使う話をする。 その頃、スエサイド部隊がヒゲを付けたフラットを追っていた。ロランもすぐに合流し、彼らのやっていることはディアナが許さないと言い切る。すると、ロランに向かってムーンレイスを裏切って戦争を大きくしていることをなじるのだ。 ホワイトドールと対決したキャンサーは、ロランがローラではないと思い込み、ミリシャに増援がついたので撤退する。地球に住みながら地球人と融和できないムーンレィスに空しさを覚えるロラン。ディアナは、レット隊の悲劇の罪を悔い、戦争の暴走を止めるために月へ戻ることを決心するのであった。 |
【STAFF】 脚 本:高橋哲子 絵コンテ:斧谷 稔、金剛寺弾 演 出:南 康宏 作画監督:しんぼたくろう、中田栄治 |
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